選手育成バスケットボールクリニック REPORT

こんにちは!

2024年12月22日(日)選手と保護者の皆様を対象にバスケットボールクリニックを行いました。

クリニックでの学びと参加者の皆様からの声をご紹介いたします。

目次

ANDの才能でプレーを磨く

ANDの才能とは、ビジョナリー・カンパニーというビジネス書に出てくる用語です。相対する2つのものを同時に手に入れる才能を指します。今回、鈴木良和様より「感性豊かにプレーすること」と「合理的にプレーすること」の大切さについてクリニックをしていただきました。

 バスケットボールの目的は、「ゲーム(相手)に勝利すること」です。「感性豊かにプレーする」とは、言い換えると「自分が感じるように(自分がやりたいように)プレーすることです。ですが、バスケットボールは「相手の妨害」を受けるスポーツです。コート上では、相手の妨害をいかに解決してプレーできるかが求められます。そこで大切なことが「合理的にプレーすること」になります。合理的なプレーとは、「相手に勝つことができるプレー」「生産性・効率性の高いプレー」を指します。つまり、相手の状況に応じて、最適なプレーを選択できなくてはいけません。

クローズアウト局面でいつ攻める?    ▶︎「相手ディフェンスの手が上がる瞬間を攻めよう!」

クローズアウト局面でどこを攻める?   ▶︎「トップフットを攻めよう!」

クローズアウト局面でどうやって攻める? ▶︎「相手にコンタクトして攻めよう!」

合理的なプレーを「学ぶ」ってことは、とても大切ですね!

選手の皆さんには「感性豊かにチャンスを見つけてプレーしていくこと」「相手の状況に応じて勝利につながる合理的なプレーをしていくこと」のANDの才能を発揮して、自分のプレーを磨いていってほしいと思います。

エコロジカル・アプローチからの学び

「エコロジカル・アプローチ」とは運動を引き出す重要な制約を練習環境に設け、その制約によって技術が身につき、定着するようにデザインする練習方法です。

 今回は2つの内容「バスケットボールテニス」と「2ゴールゲーム」を扱ってみました。また、この練習を行う上で、オフェンスのチャンスとは“ディフェンスとズレがあること”、具体的には①空間のズレ、②時間のズレ、③意識のズレがあることを確認し、練習を行いました。

 「バスケットボールテニス」では、「どこに」「どのタイミングで」パスをしたら良いか、相手から来たパスに対してどのように受けて返したら良いのか、などを自らの判断で行うことで、ただパス練習をするよりも多様な状況が起こり、パス技術を主体的に習得することに繋がればと考えています。

 「2ゴールゲーム」では、相手とのズレをより認知しやすくすることで、スペースの判断や相手との駆け引きの向上に繋がればと考えています。

 いずれの練習もこちらから詳しいスキルについて解説や紹介をしたわけではありません。ですが、選手自らがより良い選択をし、練習していくことが成長を加速する要因と考えます。ぜひ普段の練習からも、主体的に考え取り組んでいってください!

保護者セミナー資料

選手の皆様より

・1on1でどこを狙うか学べて勉強になった。

・何気なくプレーするんじゃなく、考えてプレーしなければいけないと思った。

・相手の妨害によってプレーを選択しなければいけないと思った。

・自分のプレー映像を見ることで、自分がどう動いているのか分かった。

・たくさんの選手と会話できて楽しかった。

・台本を崩してプレーすることは難しかったけど挑戦できた。

・感覚的にプレーすることと合理的にプレーすることで成長できると思った。

・日本や世界のトップ選手の情報をたくさん聞けて楽しかった。

・日本代表選手が細かい動きこだわってプレーしていることを知って驚いた。

・いつもよりたくさんチャレンジできて楽しかった。

保護者の皆様より

・客観的な視点で子供との向き合い方を考えることができた。

・新しい考えを持つことができた。

・知らない保護者の方々とこんなに子どものことについて話すことがなかったので新鮮でしたし勉強になりました。

・先生の話がわかりやすくて、納得しやすい話で心を打たれました。

・保護者としての対応について、自分自身反省点が多くあった。

・次回は「子どものやる気を盛り上げる方法」について話が聞きたいです。

・子育てについて正解がわからず自己中心的になりがちですが、今日再確認できて本当によかったです。

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