毎日をちょっとよく。- 相乗効果 –

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協力するということ

 二人が同じ目標に向かって何かを行うときに、二人が敵対し合っていれば、悪い結果を招くことになります。二人が妥協し合っている場合でも同じです。「A君が7割くらいの力でやっているから、おれもこんなもんでいいか」とって相手の妥協に影響されると、お互いに1を出し切らず、合わせて1.5くらいにしかなりません。2人が協力し合ってそれぞれ力を発揮したときに、初めて1+1=2になります。

協力する以上の成果を

 ただの協力では、それぞれが1を発揮しただけです。本当の意味での協力、相乗効果というのは、お互いが得意な面を発揮し、そして苦手な部分を補い合う。それによって1人だったときには出来なかったようなことを達成することです。

相乗効果とは?

 自然界において、相乗効果はいたるところで見られます。空を飛行する鳥は、よくリーダーを先頭にV字で飛行します。V字で飛行することにより、リーダーが起こした気流に乗って仲間が楽に飛べるため、、一羽で飛ぶよりも70%遠くに飛べるそうです。また、二つの植物を近づけて植えると、根は重なり合い、それぞれを別々に植えて育てるよりもよく成長するそうです。つまり、合計が各部分の和を上回っているということであり、1+1=3、あるいはそれ以上の結果になります。このように、互いに良い影響をし合って、力を引き出し合うことを相乗効果といいます。

相乗効果を発揮する

 2人が力を合わせることを例にして、相乗効果について整理すると、

 1+1=1   → 敵対

 1+1=1.5 → 妥協

 1+1=2  → 協力

 1+1=3   → 相乗効果

 となります。

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