旅行に何を持って行きますか?
突然ですが、質問です。
「明日から旅行に行きます。何を持って行きますか?
これまで、色々な子どもたちに聞いたところ、
・お金
・スマホ
・服(いつも着ているシャツとか)
・ビーチサンダルと浮き輪
・お気に入りのスニーカー
などなどの答えが返ってきました。
このあと、行き先を伝えます。

目的地は・・・?
行き先は・・・・「南極大陸」です!
すると、
・「スマホの電波が届かねぇ〜」
・「お金使うところあるかなぁ〜」
・「ビーチサンダルと浮き輪持っていったらバカだ〜」
といったリアクションでした。
これと同じように、もういくつか質問を繰り返します。
■何をつくるかも決めずに料理を始めたらどうなりますか?
■複雑なプラモデルを作ります。説明書を見ずに作り始めたらどうなりますか?
■家を建てます。設計図もつくらず作り始めたらどうなりますか?
これらの質問には、すべて同じような意味が込められています。どういうことでしょうか?

目的をもって始めるという習慣が大事
アメリカの伝説の指導者、ジョン・ウッデンはある名言を残しています。
準備の失敗は、失敗の準備である。
ジョン・ロバート・ウッデン(John Robert Wooden)
みなさんにお伝えしたいことは、
「目的がはっきりしないうちに行動を始めると、思うような結果が得られない」
ということです。
ゴールがどこかも分からずにスタートして頑張って走っても、
結局行きたかったところには辿り着けないのです。
目的がはっきりしなければ最善の準備もできません。
例えばスポーツの練習とは、試合のための準備です。
試合で効率よく得点し、相手の点数をできるだけ少なくするために練習をします。
目的がはっきり見えていないのに練習をすると、南極にいくのにハワイに行くような準備をする結果になります。
何かを始めるとき、何よりも大切なこと。
それは「目的を定めて、始める。」ということなのです。

参考資料:子どものスポーツのすすめ