毎日をちょっとよく。- 大谷翔平の考え方① –

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メジャー挑戦の舞台裏

 大谷翔平選手がメジャーデビューを果たしたのが2018年のことでした。当時、大谷選手は日本ハムファイターズに所属していました。渡米直前、チームの監督だった栗山英樹監督は大谷選手にこう打ち明けたそうです。

栗山監督「翔平、もう一度メジャーに挑戦する理由を話して俺を説得してくれ」

 すると、大谷選手こう答えたそうです。

大谷選手「監督、できるかできないかはあまり関係ないんですよ。メジャーに行けば、自分よりも強い選手がたくさんいる。僕は、そこに戦いにいくんです。できるかできないかは関係なくて、やるかやらないかだけですよ」

 この時、栗山監督は「(メジャー挑戦のタイミングは)今なんだ」と確信したそうです。

映像:栗山監督が大谷選手について語る

 人は、何か新しいことを始める時に「できる or できない」を考えがちです。しかし、大谷選手は「やるか or やらないか」という考え方ができる選手でした。栗山監督は、こういう考え方ができたからこそ10年7億ドル(1093億円)という大型契約ができる選手に成長できたのだと話しています。

                                 【2025年Start up meeting講演会】より編集

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